お引っ越しや模様替えなどでお部屋のスペースの使い方が変わるときに、意外と邪魔になってしまいやすい家具が椅子です。
手放すときは「粗大ごみに出せばOK」だと思っていませんか?
実は、椅子の種類によっては粗大ごみで捨てることができないものもあります。 1人がけソファーのように部品に「スプリング」が使われているタイプのものは、お住まいの地域によっては回収を受け付けてもらえない場合もあるのです。
この記事では、スプリング入りの椅子はなぜゴミとして捨てることができないのかを解説していきます。
各自治体での捨て方や、他の処分方法についてまとめていくので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
その椅子、実は「スプリング入り」かも…!?
そもそも、ご自宅にある椅子がどんな構造で作られているのかご存知ですか?
素材や大きさ・中にどんな部品が入っているかは、その椅子によって異なります。正しい分別をするためにも、事前に詳しく確認しておきましょう!
バネが入っている場合が多い椅子の種類
- 肘掛け椅子
- 座椅子
- デスクチェア
椅子のスプリングの役割
スプリングが入っていると聞くと、一般的には椅子よりもマットレスをイメージしますよね。実は、同じようにクッション性を左右するバネのパーツが椅子にも使用されている場合があります。
読書やお仕事などで長時間同じ姿勢で椅子に座り続けて、腰や首を痛めてしまった経験はありませんか?
椅子の内部にあるスプリングには、バネの力によって身体または椅子にかかる圧力を分散してくれる役割があります。
そのため、座面や背もたれが身体にフィットして心地よく座ることができるのです。
スプリングの有無の見極め方①椅子の商品名がわかる場合
スプリングは中に埋め込まれているものなので、ぱっと見ただけでは判断ができません。
処分する際には、購入時の家具屋さんに問い合わせたり、同じ商品をインターネットで探してあらかじめ確認をしておきましょう。
内部にスプリングを仕込まれている椅子は「スプリングチェア」という名称で販売されていることが多いので、通販などで購入されたものであれば商品名をチェックしてみるとわかりやすいです。
また、スプリングには、以下の4種類があります。
- ポケットコイル
- コイルスプリング
- Sバネ
- ウェービングベルト
これらの部品について記載がある場合は、スプリングチェアであると考えておいて良いでしょう。
スプリングの有無の見極め方②(椅子の種類が不明な場合)
入手先などがわからない場合は、椅子そのものを調べるのがおすすめです。
画像のような部品が入っていたら、スプリングチェアに当てはまるかも…?
作業をする時は、ケガをしないように充分気をつけてね!
自治体ごとの捨て方の例
スプリング入りのマットレスは、環境大臣によって「適正処理困難物」に指定されています。そのため、同じようにスプリング入りの椅子も自治体で処分自体を受け付けていない場合があるのです。
ここでは、いくつかの自治体の例を挙げて処分方法の違いをまとめました。もしもお使いの椅子がソファーに近いタイプであれば、こちらの記事を参考にしてみてくださいね!
横浜市は粗大ごみでOK
神奈川県横浜市では、スプリング入りの椅子やソファー・マットレスも「粗大ごみ」として捨てることができます。
電話やLINE・チャット・インターネットから事前申し込みをおこない、通常通り粗大ごみ収集シールを購入します。シールに必要事項を記入して椅子に貼り付けたら、収集当日の朝8時までに指定された場所へ運び出しましょう。
処分費用の目安は、1人掛け用の椅子やソファーであれば500円程度です。
ごみ処理施設へ自己搬入することもできますが、その場合も事前申し込みが必要になるので注意してくださいね!
さいたま市は特定処理困難物として有料処分
埼玉県さいたま市では、市の施設で処理ができない「特定処理困難物」として回収してもらうことができます。
まずは、戸別収集を申し込んで「さいたま市粗大ごみ等処理手数料納付券」を購入しましょう。収集日や受付番号・ごみの種類を記載し、収集日当日の朝8時30分までに指定された場所へ運び出します。
このとき、粗大ごみではなく特定処理困難物としての料金を支払うように注意しましょう。
1人掛けのスプリングチェアやスプリングソファーであれば、処分費用は1,100円程度です。
あくまで1品目に対しての費用なので、ソファーのように分解して使用することができる場合は、処分費用を確認しておきましょう。
あくまで1品目ごとの料金なので要注意!セットになっている椅子や取り外して使えるソファーなら、その分お金がかかります。
宇都宮市は粗大ごみでの処分NG
栃木県宇都宮市では、スプリング入りの家具がもれなく粗大ごみの対象外です。
マットレスはもちろん、椅子やソファーもNGです!
その他にも、ピアノやエレクトーン・ドラム缶・タイヤなどの処理困難物は粗大ごみで捨てることができない決まりになっています。
市の施設での処理が難しい不用品は、民間業者への依頼が推奨されています。
または、購入店で引き取ってもらえる場合があるので問い合わせ必須ですよ!
スプリング入りの椅子をスムーズに処分するには?
今回は、スプリング入り椅子の処分方法について詳しく解説しました。
正直なところ、「面倒そうだな…」と感じてしまった方も多いのではないでしょうか。
そこで、もっと簡単に処分ができる方法があるとしたら利用してみたいと思いませんか?
まずは、スケジュールを確認する
クッションや背もたれ部分にスプリングが入っている椅子は、処分方法が限られています。
また、商品を検索したり分解したりすることはもちろん、(粗大ごみに出せるとしても)運び出すのも一苦労ですよね。
お仕事や処分が必要な時期のスケジュールの都合をきちんと考慮し、早めに行動をすることが重要です!
お引っ越しなどでお急ぎの際は、特に注意です!
不用品回収サービスを利用するのも手
「もっと簡単に処分できる方法があればいいのに」と感じた方には、不用品回収サービスの利用がおすすめです!
- お住まいの地域の自治体で回収を受け付けてもらえない
- 一軒家などにお住まいの方で階段での運び出しが大変
- ご高齢の方のみの世帯のため、運搬自体が不可能
こんな時は、代わりにスタッフがお部屋の中からお荷物を回収させていただきます!
みなさまの不用品を整理することで、快適なライフスタイル作りのお手伝いをさせていただきます♪
お見積もり訪問が無料の「実家整理のトップサービス」まで、お気軽にご相談くださいね。