日本にもさまざまな信仰がありますが、個人で選ぶというよりは家ごとの決まりがある場合が一般的です。ご自分に関係ある宗教・宗派を知っている人はどのぐらいいるのでしょうか?
日常生活を送る上では知らなくても支障がないので、気にする機会もあまりないですよね。
しかし、お葬式をする・お墓を建てる上で、宗派はとても重要な要素となります。仏壇を処分する際も、同じように宗派が関わってきます。
そこで、今回の記事では宗派によって仏壇の処分にどのような違いがあるのか紹介していきます。
家の宗派に合った方法で、正しく処分できるようにしようね!
「仏教」は一つじゃない!その宗派とは?
日本人に広く受け入れられているのは、主に仏教ですよね。ただし、仏教の中にも多様な種類があるのはご存知でしたか?
そんな仏教から歴史的な経過を経て生まれた分派のことを、宗派と言います。宗派によって、教えや信仰対象・お経や作法は大きく違うそうです。
インド発祥の仏教は日本に伝来した後、その過程でたくさんの宗派に分かれました。
今では、156つ程の仏教宗派が存在するようですよ!
日本八宗の仏壇供養について
日本には、13宗56派もの宗派が存在しています。
その中でも、みなさんがお持ちの仏壇に関係する場合が想定される日本八宗と呼ばれる8つの宗派の処分供養について説明していきますね!
浄土真宗本願寺派 | 仏壇に魂が宿るという考えがないため、閉眼供養は行いません。 代わりに、遷座法要(せんざほうよう)を行います。 これには、仏壇の仏様に感謝を伝え、移動してもらうという意味があります。 |
真宗大谷派 | 浄土真宗の宗派のひとつです。 なので、浄土真宗本願寺派と同様に、遷座法要を行います。 |
天台宗・真言宗・日蓮宗 曹洞宗・臨済宗・浄土宗 | 仏壇に魂が宿るという考えのため、閉眼供養を行います。 |
遷座法要は、遷仏法要(せんぶつほうよう)とも呼ばれているよ!
閉眼供養は、魂抜き・お精魂抜きなど、さまざまな呼び方があるようです。
違う宗派の仏壇でも供養してもらえる?
菩提寺がない方や同じ宗派のお寺が近くにない方は、どうやって供養をしてもらえば良いのでしょうか?
答えは、儀式を行う僧侶によります。異なる宗派でも依頼はできるので、一度頼んでみるのも手です。
供養は強制ではない
供養を行わなくても、法的には何の問題もありません。
しかし、粗大ごみとして出す際の条件には「魂抜きが行われているもの」と書いてある自治体もあります。
仏壇は、仏様やご先祖様が宿るものです。気持ちよく処分するためにも、供養は必要なものですね。
供養にかかる費用は?
これも、僧侶やお寺によります。お布施は、5,000円〜5万円程度と言われています。
その他にも、僧侶を自宅に招く場合はお車代・親族を招いて会食を行う場合は食事代もかかりますね。
仏壇の処分方法を選ぶ際に供養の有無が関係してくるので、気になった方はこちらの記事も参考にしてくださいね!
供養後の仏壇を運べないときは?
供養をした後の仏壇の取り扱いについては、こんな方法が考えられます。
- そのままお寺に引き取ってもらう
- 仏具店に引き取ってもらう
- 粗大ごみとして出す
- リサイクルショップに出す
しかし、これらの方法には重い仏壇を自分で移動させなければならないという懸念点があります。
運搬から依頼するなら、不用品回収サービスがおすすめ
そこで、不用品回収サービスを利用してみるのもひとつの手です。業者にもよりますが、自宅まで回収に来てくれる場合がほとんどです。
私たち実家整理のトップサービスにご依頼いただいた際は、スタッフがお部屋からお荷物を運び出します。
仏壇が1階にないお宅や、年配の方などで重い物が持てない時でも、安心して任せることができるね!
さらに、遺品整理などで他にも不用品がある場合は、まとめて回収することも可能です。
仏壇の処分を機に一気にお部屋をスッキリさせたい方は、ぜひお気軽にお問合せください!