サーフボードと聞くと、実際にやったことのない方でも大体の形は思い浮かべられるはずです。それでは、サーフボードが何の素材でできているかはご存知ですか?
私は、子供の頃にプールの授業や水泳教室で使っていたビート板のようなものをイメージしていました。ビート板の素材を調べたところ、ビート板は発泡スチロールや発泡ポリエチレンなどからできているようです。
では、サーフボードはどうでしょうか?実は、サーフボードは想像以上にさまざまな素材でできているようなんです。
現在サーフボードをお持ちの方も、これからサーフィンを始めようとしている方も、サーフボードをできるだけ長持ちさせたいですよね。
サーフボードをより長く使い続けるためには、素材に合ったメンテナンスを行うことが必須条件です!
これから買う方も、いつか処分するときに困らないように素材別の処分方法を知っておきましょう!
サーフボードはどのように作られる?
そもそも、サーフボードはどのように作られているのでしょうか?部品の名称や製法について、簡単に説明していきます。
フォームってなんだろう?
まずは、基本的な部品の名称を理解しておきましょう。
サーフボードのフォームとは、サーフボードのコア部分を形成する部分のことです。それを補強するクロスや、コーティングするためのレジンなど、サーフボードは主に3つの部品から成り立っています。
ブランクス(フォーム) | サーフボードの芯材 |
クロス | フォームを包む補強材 |
レジン | クロスを固めるもの |
彫刻みたいにひとかたまりの素材でできているわけじゃないんだね!
一般的な製法の流れ
次に、サーフボードがどのような流れで作られるのか、見ていきましょう。
フィンは安定性を高めるもので、いろんな種類があるよ!
サーフボードに使われる4つの主な素材
素材選びは、今後のサーフィンライフに直接関わってくるといっても過言ではないぐらい大切な工程です。
ここでは、サーフボードによく使われる4つの素材ごとにその特徴を紹介していきます。
PU(ポリウレタン)ボード
最も一般的で柔軟性があり、扱いやすい素材です。
PUフォームにガラスクロスを巻き、ポリエステル樹脂でコーティングすることで、ある程度の強度と柔軟性のあるボードになります。他のものと比べて比較的安価で修理も簡単ですが、重量があることがネックです。
これが、よくあるビート板と同じ素材ですね!
EPS(エクスパンダブルポリエチレン)ボード
軽量で浮力が高いことが特徴のボードです。EPSフォームにガラスクロスを巻き、エポキシ樹脂でコーティングして作られます。
エポキシ樹脂はポリエステル樹脂よりも耐久性がありますが、PUボードよりも修理が難しく、費用もかかります。
ソフトボード
柔らかく、安定性のあるボードです。EPSフォームを、さらに柔らかいフォームで覆っています。
衝撃吸収に優れているため、初心者や子どもにおすすめだそうですよ!
カーボンファイバーボード
軽量で、耐久性に優れています。操縦性がよく、高い精度でコントロールすることができるボードです。
他のものと比べて価格が高く、修理も難しいため上級者向きと言えるでしょう。
サーフボードのメンテナンス方法
前回の記事では簡単なメンテナンス方法を紹介しましたが、今回はそれをより詳しく紹介していきます!
使用後のメンテナンス
使用後は、真水で洗い流し、塩や砂をしっかり取り除くことがポイント!
その後は、直射日光の当たらない風通しの良いところで乾かしましょう。定期的にワックスを塗って滑り止め効果を維持することも安全にサーフボードを使うコツです。
傷やひび割れの確認、フィンのお手入れも定期的にやろうね!
素材別に行うべきメンテナンス
PUボード | 小さな傷は、ポリエステル樹脂を使って修理すること。 |
EPSボード | 小さな傷は、エポキシ樹脂を使って修理すること。 ポリエステル樹脂を使うと、フォームが溶けてしまうこともあるので注意! |
ソフトボード | 専用の修理キットを使って修理すること。 |
カーボンファイバーボード | 専用の修理キットもあるが、難しいので専門店に頼む方がベター。 |
小さな傷でも、海水が入ると内部から腐食してしまう可能性があるよ!
見つけたらなるべく早く修理しよう!
サーフボードは素材ごとに処分方法が変わる?
どんなにメンテナンスを頑張っていても、使う度に海水や波による衝撃を受けるサーフボードにはいつかは寿命が来てしまいます。
そんなときに、どのような処分方法を取れば良いのかご説明していきます。
自治体の粗大ごみとして処分する
サーフボードは細かく解体することで、燃えるごみとして出すことも可能です。しかし、固い素材のボードを切断するには大変な労力もかかり、危険も伴うためあまりおすすめはできません。
長さや大きさがあるものは、ほとんどの自治体では素材に関わらず粗大ごみで捨てる方法が一般的ですよね。
たとえば、サーフィンを楽しむ人が多い湘南地域ではどのような規定があるのでしょうか?
例として、藤沢市での流れを紹介します。
リサイクルショップなどで買い取ってもらう
状態が良いものであれば、リサイクルショップやスポーツ専門店の買取に出す方法も検討できます。
しかし、カーボンファイバーボードはリサイクルするのが難しい素材です。
買取の取り扱いがあるサーフボードの種類や素材をよく確認してから利用するようにしましょう。
不用品回収に頼む
その他には、不用品買取業者に依頼するという手もあります。サーフボードは大きく、年配の方や車がない方にとっては特に運びづらいアイテムですよね。
そんな時は、実家整理のトップサービスにお任せください!お部屋からお荷物を運び出す作業をスタッフが代わりに行うことができます。
また、実家整理のトップサービスでは同時に買取の査定も行うことができます。買取に持って行くか処分するかを迷っている方は、一度無料のお見積もり訪問にてご相談ください!